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台湾と中国の『統一』の展望

Posted on December 4, 2013 By 何清涟 No Comments on 台湾と中国の『統一』の展望

何清漣氏@HeQinglian

2013年11月5日

全文日本語概訳/Minya_J Takeuchi Jun

http://twishort.com/V4qec
今年十月十日、台湾の双十節(中華民国国慶日)の祭典の場で列席の馬英九中華民国総統が中国との関係で「台湾と中国人民は同じ中華民族であって両国の関係は国際関係ではない」と定義を下した挨拶をしました。この一言に対し、台湾、北京、米国はすぐさまそれぞれの立場でこれに対する見方を表明しました。

《中国官僚;統一を待つのに消極的ではない》

全世界が知っている事ですが、「台湾海峡をはさんだ両国の関係」は事実上、台湾と北京の関係ではなく、米、中、台湾の三角関係です。二十一世紀の最初の10年に鳴るまで、この三角関係の形を決定するのはトップの米国の態度でした。

しかしオバマ大統領になって以来、台湾海峡を挟んだ二国間は互いにより関係を深くして、海と空の直接運航や大陸からの観光客の訪台、経済協力など各方面で密接な交流を行い、加えて北京が台湾上層部に対する統一戦線工作が大成功を収め、中国大陸の台湾に対する共産党色の浸透はますます強化され、米国がすでに一種の無策、不干渉の立場をとったことで 北京は米国の「対台湾関係法」はその歴史的使命を終えるだろうとはっきりわかったのでした。

果たして馬英九のこの一言で、米国の台湾協会の前台湾所長ウィリアム・スタントンは即座に、馬英九の「両国非国際関係」の立場は馬は台湾と中国が統一しようとすること意味している、と。スタントンは海峡両国が現在のままの状態を維持するのは不可能だが、しかし統一の最大の障害は中国が民主主義の法治国家ではなく、政治が不透明であること。もし台湾が中国に統一されたら米国は台湾援助をできなくなる、と述べました。

この話はスタントンが「小英教育基金會」での「台湾の戦略地位の重要性」研究会で話したものです。彼は中国がもし台湾に潜水艦を配置したら太平洋全域を掌握でき、さらに一歩米国を脅かすと認めていますが、オバマ政権の外交政策からみて次の政府が依然として民主党政府なら太平洋戦略の改変は時間の問題に過ぎないとのべています。

ほとんど同時に中共中央台湾工作委員会、国務院台湾工作委主任の張志軍が強調したのは両岸関係のある種の政治的問題はしばし棚上げできるが「経済だけで政治抜き」のやり方はこれ以上続けられない、として「北京が両岸関係を推進するのは西遊的に国家の完全統一を固い決心と忍耐をもって、しかしだからといって消極的に待つことはしない」と言いました。この言葉の言外に持つ意味は「北京が時期が熟したとみたときに、両岸統一の大事業を完成させる日はその指令を待つばかりになる」ということです。

私は所謂「統一の大業」は習近平が任期中に完成させようとする「千年の偉業」だとおもっています。現在習近平はまだ王座について1年ちょっとでずっと薄熙来事件の背後にある党内高層の政治矛盾の解決や、個人の権威を樹立する事に多忙ですが一切が片付いたら、台湾と大陸の統一は習近平のタイムテーブルに載って来るとおもいます。

《誰が『統一の大業』をなすか?》

割と興味深いのは台湾国防部が最近のレポートで、2020年に中国大陸は完全に台湾攻撃の能力を持つだろうと述べている事です。中国からも、台湾からも、米国からもどこからみても統一は必然の勢いです。問題はそれなら誰がこの統一を成し遂げるかというのが裂けては通れない問題となります。

馬英九の「両岸関係は国際関係でない」の発言は論争を巻き起こし、台湾の与野党はこれに対して異なった見方を発表しています。民進党は基本的に反対です。しかし民進党だろうが国民党だろうが分かっていないのは現在の情勢の下で統一を論じるのは弱い民主台湾が、強大な中国大陸に統一されにいく、という意味になることです。スタントンはこれを分析して馬英九のには中国大陸丸ごとが中華民国に属するべきだと思っていて、中華民国が中国をまるごと統一するという考えがあるのでは、といいました。スタントンのこの説明は、もし彼が馬英九がこのような大望大志を抱いているとおもってるなら大馬鹿の骨頂ですが、もっとありそうなことはスタントンはなんとか馬に台湾内での様々な紛糾の発生から退路を与ようとしたのかも、です。

北京にはどの期の指導者だって全員が中国大陸が主導して「統一の大業」を完成させ、台湾は中国の一部分になるべきだとかんがえています。まだはっきりしないのはただ一項目、台湾と大陸の関係は香港モデルに準ずるのかそれとも新たに違ったやりかたを考えだすのか、です。畢竟、台湾は既に民主化されており、台湾人民は総統や立法委員をとっくに選挙で選んでいるわけで、香港人民のようにまだ普通選挙権を獲得する為に色々苦労をしているわけではないのですから。

《ベトナムが前例の鏡》

この四十年内にかつて二つの民族国家が共産主義イデオロギーのために人為的に分断され、最後に統一をはたしました。そのうちのひとつがドイツでベルリンの壁を壊して西が東を統一しました。これに先だってベトナムでは1975年にやはり中共にコントロールされた社会主義国の弟分であった北ベトナムが南ベトナムを統一しました。これは遅れた方が進んだ方を統一したのです。ドイツは統一後の摩擦期を経てすでに東は民主自由の体制にあり経済上も東は西の列車に乗っかっています。しかし政治上は専制で、経済状は遅れている北が南を統一したベトナムは、東ドイツが得た様な幸運は得られていません。南ベトナムが統一された日、逃げ出した難民は数知れません。彼らの苦難は今に至るまで彼らの中共に対する態度に影響を与えています。

経済的な事で言えば南はさらに遅れた状態に引き戻されました。サイゴンを例にとれば20世紀の40年台前、「東のパリ」と呼ばれ映画にもなりサイゴンのかっての反映の記憶に残っています。1975年以後、ベトナム共産党が経済的により発達していた南をその統治権内に収めた時、この孤立した社会主義(共産主義)国家の一部となりホーチミン市となり、かっての繁栄を失いましたが、しかしその昔の日々を懐かしむ人達は依然として「サイゴン」と呼んでいます。

1994年に米国がベトナムに対する経済封鎖を解いたあとベトナムは自分も「アジアの虎」(*経済成長で成功した国々)になろうと希望し、その実現の為に市場を開放し、大規模な貿易自由化、相次いで政治改革をおこないました。しかしその道筋をみるとかってのサイゴンが共産党支配以前の水準にもどろうとしてもやはり非常に遠回りしています。ベトナムの今日は遅れた方が進んだ方を統一したひとつの例です。

台湾は現在、唯一拠り所にできるのは島のあまり成熟していない市民社会です。もし人々が選挙権を上手につかえなかったり、どうでもいいようなことで争って台湾の民意を代表出来る政治指導者を選出できなかったら台湾の前途は不安定で危ういでしょう。(終)

拙訳御免
何清漣さんの原文は;台灣與大陸「統一」前瞻;www.watchinese.com/article/2013/9311

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日文文章 Tags:『統一』, 中国, 何清漣, 台湾

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